RAD-イプシロンXL

19ポートギガビット車載用イーサネットマネージドスイッチ

概要

Intrepid社のRAD-Epsilon XLは、ベンチまたは車載開発向けに特別に設計された堅牢な19ポートギガビットマネージドスイッチです。100/1000BASE-T1用の6ウェイH-MTD接続システムに加え、最新の車載イーサネット物理層トランシーバー（PHY）の1つであるMarvell 88Q222xMを搭載しています。このPHYには、デバイスがOPEN Alliance TC17 MACsec Automotive Profileの要件を満たすために必要な機能が搭載されています。MACsecは、中間者攻撃やリプレイ攻撃などのネットワーク侵入から保護するための最低レベルの認証と暗号化を提供できるため、新しい車載イーサネットアーキテクチャで急速に採用されています。

RAD-Epsilon XLのPHYは、OPEN Alliance TC10の要件にも準拠しています。つまり、これらのPHYは、パフォーマンスを犠牲にすることなく車両のバッテリー消費を最適化するための部分的なネットワーク構築やその他の戦略に必要な、車載Ethernetのスリープ/ウェイクアップ要件をサポートしています。

特徴

Marvell 88Q6113 車載イーサネットマネージドスイッチ x 2
- - 組み込みAVB/TSNプロトコルスタック
  - 4096個のVLANに対応したIEEE 802.1Qタグのサポート
  - ポートミラーリング
  - ポートごとのアドレスホワイトリスト/ブラックリスト
  - 入力ポリシングとレート制限
  - TCAM（3値連想メモリ）

AVB/TSN規格をサポート
- - 802.1AS – 汎用高精度タイミングプロトコル（gPTP）
  - 802.1Qav – 時間依存ストリームの転送とキューイング（クレジットベースシェーピング）
  - 802.1Qbv – スケジュールされたトラフィック向けの機能強化（時間認識シェーピング）
  - 静的ストリーム予約

イーサネットインターフェース
- 16x 100/1000BASE-T1 (88Q222xM)
- 2x 10GBASE-T
- 1G SFP により、様々な物理層に対応
- Vehicle Spy または Intrepid のオープンソース API を使用して USB 経由で PHY レジスタにアクセスし、PHY ステータスと設定、TC10 および MACsec 関連の操作が可能
- 2x CAN/CAN FD と 1x LIN により、レガシーネットワークの監視とシミュレーションが可能
- スクリプト作成およびスタンドアロンゲートウェイ用の組み込みプロセッサ
- 設定とファームウェアアップデート用の堅牢な USB 2.0 コネクタ
- ネットワークステータス用 LED
- フィールドアップグレード可能なファームウェア
- 1U ハーフラック (9.5 インチ) フォームファクタ