Vehicle Spy: 高度な機能

ECU / ノードシミュレーター / レストバスシミュレーター

Vehicle Spy ECU シミュレーターを使用すると、スクリプトの有無にかかわらず、数回クリックするだけでネットワーク全体のシミュレーションを作成できます。

1. DBC (データベース) ファイルをロードするか、ECU 情報を手動で Vehicle Spy に入力します。
2. [基本シミュレーション設定] 画面で、シミュレートする ECU/ノードを選択します。
3. ECUごとに、シミュレーションデータ画面でシミュレートするメッセージを選択します。
4. シグナルごとに、値の計算方法を選択します。式を入力したり、スクリプトまたは外部プログラムから値を取得したり、事前に記録されたデータを再生したりできます。

機能ブロックのスクリプト

機能ブロックは、スクリプト作成へのグラフィカルなアプローチであり、各ステップの一連のオプションからアクションのリストを簡単に選択できます。この単純化されたアプローチは、主な技術的焦点がプログラミングではない場合に最適です。ファンクション ブロックは、他のスクリプト言語と同じ機能を提供しますが、学習と適用がより簡単です。また、コンパイル済みのファンクション ブロックを車載ネットワーク アダプタやデータ ロガーなどのハードウェアにダウンロードして、スタンドアロン (PC を使用しない) リアルタイム操作を行うこともできます。

J1939の特徴

次の J1939 機能はすべて、追加料金なしで Vehicle Spy に含まれています。

• Address Manager: J1939 Address Manager を使用すると、J1939 バス上で要求されたすべてのアドレスを表示できます。Vehicle Spy を設定して、独自のアドレスを要求することもできます。
• DTC Monitor / Simulator – J1939 DTC Monitor / Simulator を使用すると、J1939 バス上のすべてのアクティブな DM1 メッセージを表示し、複数の ECU の DTC をシミュレートできます。各 ECU の ECU アドレスと SPN のリストを入力するだけです。Vehicle Spy は、送信に必要なすべての J1939 トランスポート メッセージ (ロング メッセージ) を処理します。
• J1939 BAM および CTS/RTS メッセージ:スクリプトを作成しなくても、J1939 トランスポート層メッセージを送受信できます。組み込みのデータベース エディター (DBC エディター) である Vehicle Spy のメッセージ エディターで、適切なパラメーターを使用してメッセージを設定するだけです。